ニュースレター

コンプライアンス体制は十分ですか?
『コンプライアンスInSight』日本語版ニュースレターは
リフィニティブが持つ豊富なデータを生かし、
お客様の事業成長を加速しながら、事業リスクを適切に
管理することができるインサイトを皆様にご提供します。

コンプライアンスInSight 2018年秋号
日本語版GRCニュースレター最新号

2018/9/26

サプライチェーン・マネジメントに訪れた変革

~無限に広がる企業責任に見合うコンプライアンス体制はできているか~

 グローバルな事業展開や技術革新、ビジネスモデルの変化に伴い、事業プロセスが全世界に分散する今日。調達・生産・販売・物流に代表されるサプライチェーンは、ますます拡大・重層化し、複雑さを増している。海外にまで広がったそれは、国境を超えたエコシステムを構築するがごとく、だ。

市場がシュリンクし始めている日本企業は、好むと好まざるとにかかわらずこの流れに適応していく必要があるだろう。実際に、海外を含めたサプライチェーンの中に存在すること、その主導的立場になることは限られた大企業だけの話ではなくなっている。

確かに、サプライチェーンを発展させることは企業にとって成長のきっかになるだろう。だが一方で、「ビジネスの数だけリスクは生じる」と言われる通り、現在、企業はサプライチェーンの末端にまで目を光らせてリスク管理をしなければならなくなっている。

これまで、サプライチェーン管理と言えば、品質や納期厳守、贈収賄や腐敗防止などの国際協調が挙げられただろう。しかし、たとえば、SDGs(持続可能な開発目標)に示されるような労働環境の改善や人権尊重を推進すること、各国政府の動向を踏まえた市場戦略を描くこと、技術力の進化がもたらした負の側面として極めて“本物らしい”模倣品が出回るリスクについて対処することも、サプライチェーン管理の範疇に含まれるようになってきた。

このような変化を知れば、様々なリスクが際限なく紐付いていくとの想像も難くはないはずだ。当然ながらそこには、常に先読みできない米国の動向やブレグジットの行方、米中間の貿易戦争ともいえるつばぜり合いといった事柄も加味される。

錯綜する問題から自社にとっての最適解を導き出すためには、これまで培った法務・業務知識に限らず、世界市場の有り様についてあらためて整理、俯瞰して把握することが不可欠だ。

世界情勢や地域特有のリスク要因、それに絡む犯罪リスク等あらゆる展開を想定し、“次の一手”をできる限り多く準備することは、今日のサプライチェーン・リスク・マネジメントでは当然の手法となりつつある。
だが、残念ながら少なからぬ日本企業では、これが十分にできていない状況が続いているとの指摘がある。中には、予想もつかない事態に直面し、手をこまねいた挙げ句、事業中断に見舞われるケースもあると聞く。

そこで、リフィニティブでは、サプライチェーン・リスクの具体例や管理体制を構築する上で重要とされるコンプライアンス・リスクに焦点を当てたセミナーを開催した。本稿ではその中で議論された内容を元に、サプライチェーン・リスク・マネジメントの要点を示していく。

コンプライアンス InSight
ニュースレター

無料購読お申込みは、
「無料購読申込」ボタンをクリックしてください。
無料購読申込